電話が鳴る。
「ワタナベジュンですが。」
『いつもお世話になってます。』
「忙しいのか?」
『そこそこに、ですね。』
「あれの件で相談したいから今日これからそっちに行こうかと思うがどうだ?」
『はい、お待ちします。』
なんたってお店の棚から在庫入れボックスからなにから作ってもらっちゃってますから、Noとは言えません(笑
『突然、来ましたね〜』
「突然っていうのはいきなりピンポンとすることで、オレは電話してから来たから突然じゃないよ。」
私がかなわない相手です…
こういう急な来客の時は、行正り香さんの「19時から作るごはん」に頼るに限る!
ポークソテーと、いろいろ野菜のサラダの2品にして、あとは枝豆とタコのお刺身でごまかそう。
奥様(私の母)がけっこうお料理頑張っちゃうタイプなので、この方はあれこれと好みがやかましい(笑
車で来たのでお酒は出さなかったが、グビグビと飲んでいる私に負けじと、しゃべることしゃべること。
4時間ぶっ通しで、どちらかが必ずしゃべってました。ので、親戚中のだれがどうだとか、祖母の家に下宿してた時に酔っぱらってバス停を家の前まで持ってきて怒られた話しは本当かとか(実際には、道路工事の標識だったらしい)、慶應の医学部を受けると口走ったらお兄さんにハサミを投げつけられて刺さったのはお尻か(実際には脇腹だったそうな)とか非常に広範、かつくだらない内容までを網羅しました。
私が着てるのは'I ラブ NY'ではなくてI adidas(三つ葉マーク) NYという、ニューヨーク店限定モデルのシャツなんですが、17才の時に「
JUN COOL ELEGANCE」と胸に書かれたシャツを着てた時に「オレのシャツを着るな」と言ったのがこの父です(笑