試合展開は、フランス大会のアルゼンチン戦みたいだった…
今日はトゥーリオのキレが抜群だった。
中澤も相変わらず頑張った。両サイドも踏ん張った。阿部もいい仕事だった。
長谷部が踏ん張ったのだがカメルーンほどラフじゃないので効かない面があった。
遠藤ヤットくんのユルい持ち味が効かないとこもあった。
大久保は意外性と前に行く力は良かったのだが、空回りも多かった。
松井のフィジカルと前進力は互角に機能した。
ただ一つの失点でキーパー川島は、(ブラインドになったゆえ)右に飛びすぎた分、はじいて左にこぼれてしまった。これは経験と、そしてあんなに強いシュートを打つ選手が国内に居ないので責められない。
そして2点目以降を入れさせなかったセーブは見事だった。
冷静に考えて本田のカメルーン戦の「ゴール」自体は
ごっつあんゴールだった(そこに居て、入れたことには価値があるが、彼が切り開いたのでは無い)。
今日も闘志充分とは伝わったのだが、いかんせんトラップが大きくかなり敵に取られる(武田の再来)。ゴール前に居て欲しい時に中盤に下がってパス出ししたりしている(カズの悪い癖の再現)。
パス回しも雑で、魅力はまったく出ていない。ただ、ボールを追い回す気力は良かった。
オランダは開始直後から意図的・卑劣に顔を狙うようなファウルで日本を蹴り上げたりしてきた(それだけ本気だった)。
そういうオランダの多くのファウルと最後のPKも見逃す審判を見ると、
「ああ、やっぱりアジア人に勝ち上がって欲しくないんだな」というのが露骨に見えてブチ切れた。
岡田監督は珍しく彼にしては早めに交替(後半15分に俊輔)をし始めたのだが、後半開始からのオランダは別のようなチームに変貌した後だった。
俊輔のリズムと現在のコンディションは、オランダ相手ではしんどかった。
その後、FWの岡崎と玉田を一挙に投入したのだが、(阿部が居るから良いものの)ボランチ長谷部と替えるのはどうなのか。
(替わったこの2人は、いい場面も作れなかった&ボールが回らなかった。岡崎のシュートはゴールの高さを2倍にしないとならないレベルだし、なにより
疲れてないのに全然ボールを追わないってどういうこと君たち! もう見たくないなこのフォワードたちをこの大会では)
中盤から下(守り)が疲れているならば、その長谷部に替えて、上がれる稲本がフレッシュにオランダを止めてから前線にという選択肢があるだろうに。
トゥーリオが最後のパワープレーで前線に上がった時にガンガン追い回すのを見て、昔覇気のない岩本とか小倉とかを叱責して柱谷哲二が下手なのにかかわらず走り回ったのを思い出した。
ダメだよ、疲れてないのに走らないオマエら。
1失点でこらえたディフェンス陣と、前半にディフェンスした前線に拍手!