高校のある山の上までは、街道から10分ほど坂を上る。
街道沿いには、北浅川という川が、上流は陣馬高原下の方から夕焼け小焼けを通って流れていた。
僕らは、この川を1日清掃するかわりに、「釣り大会」を(入漁料無しで)させてもらっていた。
何をするにも、縦割りの「ファミリー」単位で競争だ。
僕は川守先輩と同じ、渡辺ファミリーでございまして。
1年生の時から先輩方に、釣れ釣れとハッパをかけられるんですが、なにせ、中学の時に釣り好きのマー坊とタカギと多摩川に釣りに連れてってもらい、「初心者は餌はサシだな」と言われてよくわからん虫を買って釣りをして釣れなくて。
チャック付きのビニール袋に入ったその「サシ」なるものをナップザックに入れっぱなしで、一週間くらいたってザックを開けてみたら、袋の中では見事なハエたちがブンブン動いてて、ギャーと放り投げてから、餌を付けるのが苦手になった弱っぴれ。
その釣り大会では1年の時は餌を付けずにやったんで、全然釣れませんで…
「少しは釣れよ!」と先輩に怒られました…
2年生になると、下級生ができたんで、「お前、餌付けてくれよ」と頼み(情けねー!)。
何度も何度も、竿を川に入れてトライしてたらですね。
いきなり、あたりが来まして!
やったー!と、見事に釣り上げたんですが。なんと釣り針が魚の目のあたりに刺さって釣れたという、お魚くんに大変申し訳ない釣り方でして…(当然、1年生に外させた(笑)
そして川守先輩にも、吉田鋼太郎先輩、長谷部先輩にも、良く釣ったと褒められました^^!
釣果はさておき、あの清々しい川で、あれこれしゃべりながら釣り糸を垂らすなんて、今思うとそれはそれは素晴らしい時間だったなーと感じます。
先輩、北浅川で集まりましょうよ。
テイク6のこの曲じゃないですけれど、「Angelが舞い降りて、キラキラした流れがいつまでもあって、神の王座から流れてくる川(聖パウロ修道院と教会もあった丘からも水は流れてきたでしょう)」。
We shall walk and worship ever, All the happy golden day.
一日も早くよくなりますように+