このドラマを、「あー、ありがちな学園モノの定時制版ね」と言ってしまえばそれで終わり、なのだが。
僕は「おはなし」が子供の頃から大好きで、だからしてドラマが大好きで。
そして
観月ありさは永遠の「伝説の少女」であり続ける人だから、当然観るのです。
スナック「来夢来人」と書いてライムライト(笑)、おそらくチャップリンの影響で名付けたようなどストライクのスナックママ、三流校出身で教諭経験無しの「バービー人形」がヒョウ柄を着こなす。なんて素晴らしいんでしょう!
このドラマでは、「あの俳優さんならこういう役」というステレオタイプな起用を打破しようとしています。
山本耕史さん、っちゃあ最近は「物わかりのいい兄貴分」でしたし。
光石研さんはバーテンダーやエリートサラリーマン(で「紙の月」に今出ている)。
中原丈雄さんは気のいい親戚のおじさん、高橋一生さんはアウトロー医師とか。
田中圭さんは主人公の友人のマジメ君…という感じを見事に変えた人物なのが面白い!
その筆頭が、
蓮佛美沙子ちゃんで。
「主人公と結ばれないかわい子ちゃん」的な役がすっかり染みついてきた感がありましたが、(剛力彩芽ちゃんの逆をゆくような)長い髪での暗いキャラで勝負!
ちょっと「七瀬ふたたび」で見せた、演技派キャラに戻った感じがします♬
さて、ありささんですが。
「ありえないっつーの」ではくくれない、生徒の4年分の出席簿をチェックするとか、音痴なのにスナックママとして大声で歌うとか、なにしろこの先生は
「生徒を守る」ことに命を懸けています。
学校でいろんな事件やトラブルが多いと伝えられますが、現場の先生方、さぞや大変とお察しします。
が、この、夜のせんせいほどの情熱をどっかで失ってやしないか、ひとつ立ち返ってお仕事に臨んで頂きたく。
そして、なんらかの理由で学校を卒業できなかった人が、いろんな方法でその夢を叶えられますように!