緒川たまきさんを、ちゃーんと番組で観て、ちゃんと認識したのは、やっぱり
「隠れ菊」での酒蔵のおかみさんが不倫で、出て来て店を手伝って…っていう強烈な印象のアレでしたね…
で、こないだも書きましたが
「下北沢ダイハード」とかで、うっわー…この人、凄いな奥深さというか厚みが…と思ってたのですが…
この
「全力失踪」でも怖い。何が怖いって、夫はもちろん、借金取りだろうが上司だろうが、男たちのあしらい方。(回転ベッドとか出て来てもまったく恥ずかしいとかそういうのが無い。回転ベッドの方が恥ずかしそう。なんだそれ)
この人が現れちゃったらもう、ごめんなさいごめんなさいとひれ伏して、言うことなんでも聞いて許してもらうしか無いな、と思うほど(つまり、ヘビににらまれたカエル状態、な雰囲気を醸し出してらっしゃる、ということ)。
(この女の人から7年間、逃げ続けるのは、相当難しいよなぁ…真面目に頑張った方が楽な気もするがなぁ…)
原田泰造さんは、こういうNHKドラマの「常連」っぽくなってきちゃってるんで、上手いとかハマってるの前に、「ズルいよなぁ…」という気持ちが先に立っちゃいますね。
あ、全力で失踪するっちゃあ、キンカマは最後の方で、「実家に帰って地元で職を探す」って行って東京からいっとき去ったんですけどね。
飛騨山中から電話してきて、ここは電波が良くないし、あんまり電話できないんだとか言って、説明も例によって要領を得ないから、木を切り出しに行ってるのかそれとももっと危ない仕事なのかわからずに居ました。
その後実家に戻ったり、東京に舞い戻ったりして友人の会社を訪ねたりしたけれど上京してることは言わないでとか半端な隠れ方だったらしい。するなら全力で失踪しろよ。