こないだ鮨まとり南青山でごはんして、表参道から渋谷まで銀座線で出て。渋谷駅すっごくわかりづらくなってるんで、地上に出たんですけどね。
ふと思い出したのが、あぁ、ヒカリエはもちろん無かったし、この明治通りのから東横線の渋谷駅側に向かっての歩道橋はシュッとまっすぐ歩道から上がれたっけなぁ…
あの夏、僕は積極的にプラプラとしていて。
朝刊がストン!と配達される音を聴いてから読書をやめて寝て、「いいとも!」始まる頃に起きてごはん食べて。
週に2回は新宿レオんちか、渋谷でまぐろ処とかGrandfather'sとか行って飲んでいて。
その日はグランファ行かずに珍しく向かいの「めいじどおり」にひとりで行って。
ちょっと前までグランファのように洋楽をLPレコードで1曲ずつかけてたんだけれど路線変更してモニターでPV流したりカラオケも歌わせてくれたりしてた時期。
で、むっちゃんという雰囲気のある女性バーテンダーさんが、今日は最後の勤めで、この後は山陰地方だか実家に帰ろうかなとか、家は恵比寿の方に向かったあたりだとかいう話を聞きながらしんみり飲んでて、そんじゃあ店を閉めるの手伝いますよとか言って、二人で明治通り歩いて、僕はその歩道橋のとこでバイバイして上がって渡って反対側に下りきろうというところで。
「ん?待てよ…これは、もうちょっと一緒に居て欲しいバージョンじゃないのか?!」と気づいて、ヘロヘロな状態で歩道橋を駆け上がって渋谷警察側に下りて探し回ったけど、彼女の姿はもう無くて…
途中で思い切り階段踏み外して、捻挫してふた月くらい痛かったっけ…
その後、めいじどおりに行ってみても消息は不明、後に床屋さんに変わりましたよね…
曲はBilly Joelで、「最初が肝心」。次の機会にうまくやろうなんて、それは別の話。