昨日は試食会に行きまして。かなりレベル高かったので、よございました^^
録りだめしてたテレビ番組を流し見してたら、
「オシゴト交換」と
「ソロモン流」が、このテーマだった。
「オシゴト交換」は、京都の金融機関勤務経験ありの女性が、3日間フードライターをやってみる、という内容。
大御所のアドバイス受けて、赤坂璃宮で譚料理長にインタビュー。
「もっと勉強してから、オレのとこに来い」と、一喝されてました。
この回に限ったことでは無いんですが、まあ安易に「アレになりたい!」と準備不足で転職願望持って、無謀に今の仕事やめちゃうケース多いですね。まあ悔いのない人生送るのは大切ですけど、「たいてい転職しない方が得」って説もありますんで慎重にどうぞ。
しかしこの回の女性、照れ隠しからなのだろうけど、大事なインタビューで
頻繁に髪に手をやり、かきあげる。これ見苦しいです。
また、何をどう質問して良いのか舞い上がったのを差し引いても、
笑うべきじゃないところでヘラヘラ笑う。こりゃ失礼ざますわよ、お気を付けあそばせ!
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「ソロモン流」は、大御所、犬養さん。
注がれたワインをその色だけで生産年を当てたのはスゴかった。
この人はヨイショの提灯記事は書かずに辛口のコメントも入るのが好き。
さすがにトップクラスのフードライターは、食べる、食べる。この
鉄の胃袋を持っていないと、1日に5軒とかは、回れないですね… 私、飲み屋だったら自信あるけど、「レストラン」だったら夜は2軒が限界、かな(そこでゆっくりくつろぐのもまた、味わいのひとつなので、ハシゴは失礼かなぁとも思うし)。
カジュアルな隠れ家から、銀座のブルガリまで(ミキちゃんとリンゴちゃん、ここに「主婦グルメツアー」行ったんだよね?高そう〜… あ、誘ってね^^)バラエティに富んだお店めぐり、ですねぇー。
前にハレカイズのシェフ、タカちゃんに「外苑西通りに新しくできた高級焼き肉、文春でメッチャ叩かれてたね〜」と聞いてみると、同業者として彼はこう言いました。
『たった一度来て、数品で判断してボロカスに書いて終わり。でもってその店がつぶれたりするっていうのは、(書かれる方にも問題あるとは思うけど)僕はあまり面白くは無いですね。
取材受けるとブァーッとミーハーな人で一杯になるけど常連さんが入れなくなるし、その人たちは「あちこち行くことだけが好きな人」なんで、取材はお断りしてます。』
そうですよね〜。辛口やらネガティブ言うなら、よほどの愛情持って、とか、ほんとに良くなって欲しくて、じゃないと書けないですね。
ましてや書いてる本人だって味の嗜好を持ってるわけだし。
(インスペクターやリサーチャーは別。これはプロのフードライターの話です)
犬養さんが代々木公園をランニングした後に食事した「フツーのラーメン屋」。
ワンタン、湯麺、餃子を頼んで「この普通が素晴らしい。これは昭和をくぐり抜けた店。この味が分かるのが、大人」と持ち上げていらした。
私はそこの店で自慢の湯麺を何度か食べたことがある。
麺がニチャッとしてて、美味しくは、無い。