手間ひまかけた餃子の皮がフライパンからうまくはがれなかった時ほど、
ドーハの悲劇のゴン中山状態になることは無い。
山本麗子先生は、熱いフライパンを
「濡れフキンの上に乗せて急激な温度差でパカッとはがす」技を書かれている。
(これは相当有効なのだが、機嫌によっては皮がひっつく… ダイナシティ・カップ(笑)である…)
横浜中華街の
照宝という料理器具屋さんが大好きで、行けば必ずのぞく。
そこに、鉄製のデカくて重い「餃子鍋」が売られていたので店員さんにあれこれ聞く。
テフロンとの違いは、メンテはという私の質問をすっ飛ばし、彼は一言、
「厚さは、うまさですからねぇ。」
私は即座に餃子鍋を買った。確かに美味しく焼けた。
が! いくらキレイに洗っても、油ならしをしても、そのうちベリベリに皮がひっつくようになってしまったのである…
(皮がはがれた餃子には、タレがズブズブにしみ込んでしまう… ヒドいと「ただの肉野菜炒め」をすくって食べてるみたいになってしまう… 食べる人は
「お味は同じじゃない!」とか、気休めを言ってくださるが、あえて例えて言えば「ヅラが取れた」「メイクが一瞬にしてハゲ落ちた」ような感じなのである…)
分厚くて美味しく焼けるが皮のはがれる鍋か/ほぼ失敗しないけど薄っぺらく焼けるテフロンか… 永遠の悩みだったんです。
ところが!
この、餃子にウルサイ私(何にでもうるさいんだけど(笑)の不満をあっけなく解消してくれる道具が現れました。
それは、
ダイヤモンドがコーティングされた鍋。
これで、餃子が鍋底にくっつくこと自体が、ありえなくなったのです!
で、私は中は野菜がシャキシャキで、肉汁ジュワーン、皮がパリッパリの餃子を一生食べ続けることができるようになりました(その鍋の詳しい紹介は、改めて)。
愛してます、餃子。娘が生まれたらまちがいなくこの名を付けます^^