外に出る気がせずホテルのスパに電話すると予約で満杯とのこと。
部屋に来てくれるマッサージなら受けられると言われ、むしろそっちの方が楽だとお願いする。
ジェンダーは?と聞かれたのでどちらでもと答える。ブラインドだがOKか?と聞かれてカーテンが付いてるのに何を聞くんだろうと思ったが、Love is blindのブラインドと気づく。マッサージ師には珍しいことではないのでお願いする。
55才くらいの攻撃的な女性が来てくれる。流暢な日本語を話す人だ。
背中をもみ始めてすぐに「こりゃ40分じゃダメよ、ダブルにしなさい!」と言うのでそうする。
「日本から飛行機満席だったでしょ?いいわねぇ」
『満席でしたけど、あの遊びに来てるんじゃないんで…』
「今日もニュースでトヨタほどの会社が首切りですってよ。どうなってるのよねぇ〜」
『まあウォン安はありがたいですけど円高で苦しい人も居るわけで…』
「アナタね、お金のために仕事ばっかりして!カラダに気を付けなきゃダメよ!お金なんかねぇ!」
『や、別にそれでもうかってない、ってのが問題でしてね…』
「アナタほんとに全然運動してないでしょ!」
『わかりますかぁ、いやー、これでも昔はサッカーやってたんですけど…』
「サッカー選手は首が太くて脚が太いんです! そんな話し、誰が信じますか!」
『いや、筋肉が柔らかいってのは良いことでもありますよね…』
「理屈はいいの!アナタね、40前でしょうけどちゃんとしないとこれから10年たいへんヨ! 日本でマッサージ受けてこんな風に言ってくれる人、いないでしょ!」
『あ、よく言われますし、40は軽々越えてるんで…』
「そう、アナタそれシアワセよ。 すぐになんか運動しなさい!」
『んじゃ、帰りは金浦空港まで歩いて行こうかな!』
「
ブゥワーッハハハハ! お昼の便? それじゃ朝6時には歩き始めてくださいね!」
これで攻撃的なお姉さまのゴキゲンが良くなり、マッサージの手にも力が入りまくりゴリゴリとやってもらいました^^
『いやー、ありがとうございました。イニシャル通りダブルにしてもらって良かったぁ〜』
「日本にも面白い人、居るのね。また来たら4番と言えばアタシが来ますから」
おかげでリフレッシュできました〜、って、もちろん空港には歩いて行かなかったですけど(笑)