昨日のオンエアが、賛否両論マスター、笠原将弘さんの最後の回でした
この番組(コーナー)自体は生放送なので、(時間がかかるものなどに多少の作り置きがあるにせよ)一発撮りの真剣勝負
料理に関係のないことを声高にしゃべる芸人やタレントのガヤに負けずに手を動かしつつ、トークもせねばならない
笠原さんは、(私が思うに)このコーナーを日替わりで担当するシェフの中では、川越達也シェフと並んで論理派であり、わかりやすい説明ができる人である。
そして、(料理本でもそうだが)自店の人気メニューレシピを惜しげもなく披露する自信
(まあ、「鯛の唐揚げ」ったって、さくで買ってきて揚げる人がどれだけ居るかは別として)
「賛否両論に行って食べてみたが、『否』だった。」と言う若い人の声を聞いたことがある。
それはたぶん、「意外な組み合わせ/仕上げ」や、「ひと手間かけることでの変化」に価値を感じない/直球・出来合いのモノが好きなタイプ・今までの食生活だったんだろうと思う。
(もちろん、好きずきは自由だからこそ、そういう店名にしてらっしゃるわけだし)
この番組でのかーくん(笠原さん)の魅力は、何の師匠だかよくわからん「師匠」だの芸人のガヤにまぎれて
ボソッとつぶやく珠玉のギャグにあったと思う。
(お店で、食べ終えて帰る大阪マダムが「これからホテルに戻って、明日の朝、帰るんよ。」と告げたら、かーくんは『そうですか、じゃ、後で部屋に行かなきゃ…』と、つぶやいていた
)
(マダム本人も誰も気づかずスルーしてた… なんてもったいないネタ…)
東京出身、B型。
拾ってもらえなくても、奥ゆかしく何かしらつぶやいてます。笠原さんと私をよろしくお願いします
あ、絶妙トークが冴えるDVDで笠原ワールドを堪能してください