続きです。
キャロル・キングとジェームス・テイラーほどの歌の名手だと、どっちがメインを歌ってどっちがハモりに回るなんてことは至極簡単で、これまた絶妙のハーモニーを聴かせてもらえたのがこのふたりで演じるライブに行けて良かったこと、でしょうかね。
えー、たぶん日本ではメジャーの評価無いと思いますけれど、僕にズドンと刺さる曲で、武道館でブワーと泣かされた曲
、
'Shower the People'。
全編を通じて歌われているのは、
「くだらないプライドなんか売り払ってしまえ」がまずあり。
そして「もしそれで気分がいいなら、もうくよくよするな」という前向きな考え方であり。
サビで歌われるのは:
愛する人に愛のシャワーを浴びせよう
どう感じてるのか彼らに表そう
物事はそう願った時だけにうまくゆく
好きな人に愛を降り注ごう
思ったことを伝えよう
強く願えばきっとなんでも好転する
ーー
こういう、メッセージ性の強い曲は、歌がヘタなアーティストだと共感できません。
ジェームスのヴォーカルが、説得力をすごく高くしてくれています。
愛はただ表すとか贈るものではなく、
浴びせるものだと教わりました。