面白くなるだろう、好きになれるだろうと見続けたが、どうにも最後まで同じようなペースのドラマだった。
医大と言えば当たり前だが優秀な理科系の集まりなわけで、犯罪の鍵を握る資料が入った
USBメモリ(あの、スティック状のやつです)のことをみんなして
「USBがあります」「USBに入っている」と何度も何度も何度も口走るのが、僕はとても気になりました。
(USBは、規格の名称です)
激務の医師が家庭生活との両立を、というのはわかるんですが、25mクロールで泳げない息子とプールに入り、「あきらめるなあきらめるな」と連呼する母が苦手です。
最後の方で、「オペより緊張するよ」と言ってその夫が歌舞伎の舞台に立った時は、いったい全体、亀治郎さんに何を期待して起用したのかと椅子から落ちそうになりました(もったいない…)。
もうその法医学教室に居ないのに、突然現れて、あつらえたような本人用の細身の白衣がまだちゃんと用意されていてさっと出される感じ…
「カマツダー!」となぜか呼び捨てにし、がんがんと自分のブルドーザーペースで巻き込んでゆく感じ。
(僕は過去、仕事上でこういうタイプの人に振り回されて苦労したので、実体験が想い出されてすごくイヤな感じでした…)
霊柩車の強奪〜猛スピードで後続を振り切る運転(左ハンドルの大型車)〜遺体の入っていない空っぽの棺を持っても軽いと思わない葬儀社スタッフ…
相当、ツラかったです。
ただ、カマツダさん(石原さとみ)は、他の女性俳優が表情に乏しくどんなセリフを言っても同じ表情・単調なのと比べると、「あぁ、この人は女優さんだなぁ」と思わせてくれました。
最後に、さくらさん、おめでとう♪