笠原マスターの料理本に書かれているメニュー(レシピ)は、いくつか特長があります。
■ど真ん中の和食かと思いきや、小技でいろいろなエッセンスがちりばめられており、飽きない&食べたことのないような味に仕上がる。
■料理研究家の先生が書くレシピ(分量が事細かに書いてある)とは違う(笠原マスターのレベルでチャッチャと作らないと、写真のようには完成しないことがある)ので、よーくレシピと手順を読んで、段取り良く作らねばならない。
■(和食の常でもありますが)見ばえはファンタスティックとは言えないようなメニューでも、中身がアッと驚くものであることが多い。
今日のは、上の三拍子揃ったやつです。
片栗粉「少々」をまぶした手羽先を、「少々のサラダ油」で焼き色つくまで焼くわけですが。
あまり粉が多いと、焼いてるときにはがれやしないかとヒヤヒヤします。で、焼き色が甘い時点で取り出すと、太めの手羽元だと骨のまわりまで火が通らずに、血合い的なものが残ったりしちゃいがちです。
これを解決するのは、「大さじ1強」くらいの片栗粉をふって、同じく「大さじ1強」のサラダ油を熱して投入。
あまりガチャガチャいじらない。で、色が付いたら取り出し、2分くらいレンチンしてしまう。
これが良いかと思ってます。
そして「ざく切りにしたトマト」を「弱火で5〜6分」煮ても、ソースのようにはトロリとまだなりませんから、トマトは細かく切るか、手でつぶしちゃう。そして8〜10分煮る。
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さて、味噌にうすくち醤油に酒に昆布茶が入れば、うまみ和食の間違いなし味。
それにトマトとしそが入ることで、こりゃつまみでも、白いごはんでも、パンに載っけて食べても抜群!という将弘マジックなレシピでございました♪