僕が
Donna Summerを初めて聴いたのは、(たぶん)この「アイ・フィール・ラブ」。
聴いた、っていっても、ディスコでかかってたんでしょねきっと。
シンセで♪タカツカタカツカ、と流れる不思議な音、これは、まぎれもなく「テクノ」だったんですね…
この曲自体では、歌がうまいとかどんな人だとか、全然わかんなかった。
ただ、ジャケット写真が妙にエロティックで、そうやって聴くとヴォーカルも、♪愛を感じてるわ感じてるわと、執拗に迫ってきて。
「ドナ・サマーってのは、エロいヴォーカルなんだ」という刷り込みが完璧にできた(笑
この曲が流行った頃といえば、ディスコといえば新宿・歌舞伎町で(六本木のディスコが栄えるのは、この翌年あたりから)。店でいうと、「get」あたりでしょうか、ステップダンス(といっても、ナイトフィーバー的なのではなく)全盛期。
着ていく洋服はニュートラ、うっかりすると超本格のアフロヘアにサングラスでフレアーもフレアー的なパンツのスーツを着こなした憧れというか怖いほどのソウルなお兄さんが居たりした時期です。
(ちなみに高校の時にがんばってニュートラっぽい格好&エナメルの靴でgetに行き(注:高校生はディスコに行ってはいけません。架空の話です・笑)、店が閉まって追い出されてあてもなく歌舞伎町をほっつき歩いてた時に、「おにいさん、遊ばない?」とプロの女性が袖を引っ張って勧誘してくれたんだけど、『お金ないから。』と答えると袖を離さずに「いくらならあるの?」と執拗に誘うので『500円。』と答えると、「それじゃあ、ダメねぇ♪」と、僕のお尻をポンと叩いておしまい。
その後もしばらくずっと、そのシャツにはその女性のそれはそれは強い香水の匂いがしみついており、八王子の山奥に(帰省から)帰った後も、まわりに「歌舞伎町のおねえさんの香りだぜ!」と親切にもかがせてあげた・笑)
ドナ・サマーのこの曲&この時代は、そんなエロさの象徴でした(この人の項、つづきます)。
R.I.P