土ドラにしては暗く、重いテーマだ…
鎌倉のお屋敷と、西麻布の「MUSE」(ホブソンズの隣の地下、前は「西野」って表札がかかってたっけ(笑)が舞台で。
市原隼人くんは猿ロックでも脱獄囚でもなく、抑えめなインテリを粛々と演じようとしている。
斎藤工くんは昔のキムタク的な雰囲気、あえてのやさぐれを頑張って演じている。
林遣都くんは母が死んだ頃のことをよく覚えてないので、これから精神科医に進めるのかどうか…
で、この根は善良っぽい三兄弟が殺意を抱くほど憎らしい父親役は相当難しいわけですが。
聖パウロの生んだスター、吉田鋼太郎さんは、なんでこう見事に酒飲んでホステスたちの胸に札束突っ込んで朝からステーキ食って罵詈雑言浴びせるのが似合うかなぁってくらい、はまり役です(笑)
他の若者たちと画面で比べて見てると、「芝居が大きい」。
アクションもそうですが、声の張り方が違う。
さすが、日本を代表するシェイクスピア俳優!
えー、寮生活で鋼太郎先輩と同じファミリーだった僕としては(あ、大学も同じです。先輩は途中で辞めちゃったけれど(笑)、この人自身はこんな横暴な人じゃ無いです(素
(そのかわりに、面倒見が良くて良くて、ということも無い、ただただ、「是々非々」が長髪で歩いているという、まさに「ジーサスクライストスーパースター」な風格にあふれていました)
一大で財を成した、悪徳不動産・建築業屋さんが、どうその横暴ぶりを見せてくれるのか、楽しみに観ます!