マリヤ(高橋メアリージュン)は序盤、スナックで水割りを作っているホステスで、イケメンだというだけで正(もこみち)に惚れてできちゃった婚をした女性だったのだが。
最近の彼女は、ダメ夫を尻に敷き、母としての強さも凛として現れて、すっごく素敵な女性になりました。
(本人自体も、ファッション誌で月に一度見られる、という露出から、毎朝全国に見られるという違いで、ズンズンきれいになってる気がします。特に、「東京上級デート」出演の時がピカイチ♪(←この番組はその時に出るモデルさんの器量で面白さが如実に変わる))
誠(岡本玲)ちゃんなんですけれどもね。
もっと賢く、上っ面で生きて法律事務所を継ぐのかと思いきや、家族崩壊と、両親の期待を背負ったいい子ちゃんでいようというプレッシャーは相当なものであったと。
だからバンドマンの追っかけ〜同棲したり、プラプラとしていて悶々としているのだと。
ホテル勤務でマスクを取った君が、何をどう割り切って、親との関係をどう解決・修復して自分の道を見つけるのか、楽しみに観て応援してます。
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それにしても、「魔法の国」という実態の無いコンセプトに寄りかかって、夫の愛くんにめんどくさいことの大半を押しつけている(ようにしか見えない)純が嫌いだ。
まるで、建物を提供してくれる人やなんでも揃えてくれるよろず屋や、頼って働きに来てくれる大阪時代の従業員や、家族が「魔法のようにすべてを差し出して、整えてくれる」から「まほうの国」なのかと思ってしまう。
一から自分の夢の施設を起ち上げている時の「フラワーホテル(という名前)はどうかなあ?」とかいう安易さ。
どうせ結局はおじいのホテルの名前にするに決まってるじゃんね。
「ここに何を描こうかなぁ?」弟も個展の準備に忙しいアーティストなんだから、発注側はコンセプト、指示をさっさと出さなきゃだめだ。どうせ「ねむり姫」の表紙の絵を描いて欲しくて、神戸から愛の母が持ってオープニングに駆け付けるんだろうけど。
自由・勝手気ままは、若者が享受して良いものだが、「特権」では無い。はき違えるな、純。オマエは社長なんだから人の倍、働いてこそ周りが認めてくれる。