さて
第2夜。「
宝塚出身の越路吹雪を、同じくヅカ出身の天海祐希さんが演じる。」頼むよー。
おっと、
松下由樹さんの「岩谷時子さん(マネージャー兼作詞家)」が効いている。名コンビだ。
(と、言うか、この原作は岩谷さんの本である。
このドラマの半分は、偉大な作詞家である岩谷さんの話でもある。岩谷さん無しに越路さんは無く、越路さん無しに岩谷さんはありえなかったと。
ちなみに「♪幸せだなあ、」by加山雄三ほか多数のミリオン作詞家。越路さんの恋愛話をフムフムと聞いていて、歌詞にした。)
他のキャスティングでは、
「作曲家:黛 敏郎=谷原章介」、
「演出家:山本さん=鶴見辰吾」、
「東宝社長:松岡辰郎=田村 亮」。 ナイスです。
(最後の方は、名字でお分かりのように、テニス・修造のファミリー。役者は、ロンブーとは関係なし)。
越路吹雪は、ヅカ時代からスターとなり、若くしてパリに行かせてもらい勉強し、おいしいレストランで珍しいものを昔からご馳走になり、トップデザイナーの衣装をゴージャスに着て、周りに大事にされた、ラッキーな人だったと思う。
越路吹雪はいくつかの名言を残した。
「人に夢を与えようと思ったら、まずあたしが夢の世界を楽しまなきゃね」
「お金が無くても、心のゴージャスさを皆さんに与えなきゃ」
完璧主義者は、酒(ブランデーのストレートだ)やタバコ(ラークが多かったな)、睡眠薬に、溺れる。練習にストイックに明け暮れる。出産も諦める。身体を壊して行く。
もうちょっと肩の力を抜ければ(でもそうするとトップスターの座を保てないのか〜)…
完璧主義でもなく、大した仕事もしていない我々は、何かを口実に酒タバコに浸っててはイカン。
しかし越路さんは「ガン家系」が分かってたので、注意はすべきであった。その点、天海さんはきっと【てごろでがっちり入院保険】に入ってるだろうから、検診もマメに受けていらっしゃることだろう。
「あなたは虎、お客様は猫」。岩谷さんは良いことを言う。
私も今度、自己暗示に使ってみよう。ペットホテルとかが良さそうだな。
「女王の教室」エンディングとは違い、
初めて天海さんの舞台姿・ダンス・歌をキチッと魅せていただいた。素晴らしい、ありがとう。
亡くなって25年、
本物は、色褪せない。