おとといの試合は、なんだか落ち着いて見ていられました。
「負けても次(の試合)がある」という気持ちというよりも、このメンバーのこの日の戦いぶりならば、追い付いてくれるんじゃないかと最後まで思ってました。
PKをズバンと真ん中に蹴り込んだ本田はあっぱれだった。
ですが、昨夜僕の胸を打ったのは、ピンチをうまく食い止めた内田(今までで一番良かったかも)、今野、長友であり、川島であり、長谷部の局面局面での動きであり、いつものように(流れを)落ち着かせていたヤットくんであり、ディフェンスも含めていつもながら献身的な岡崎であり、大男の相手を(主に本田との)ワンツーで崩すのが一番と信じて働いた香川であり、書ききれないけど全員が一昨夜は(つい先日の試合と比べて)とても良かった。
(だから、「誰が決めたの?やっぱ本田△!」ということだけ言うのはちょっと違うかなー。仕事で言えば、「だれだれさんがプレゼンしたから決まった」みたいなこと、ありえないでしょ)
とまれ、ブラジルです。
えー、
「キンカマ逝く、その3」です。
フランス大会で、トゥールーズでの日本xアルゼンチンを失意で終えた僕らは、なんと(笑)、ナントで行われた「ブラジルxモロッコ」戦を見に行きました。
(まあ、ペレの時代からブラジルサッカーに魅了されてるんで、生で一度は見たかったわけです)
この時も、チケットは、「スタジアムの横の公園で渡します」みたいな怪しげ極まりない形でようやくゲットしたのですが。
ナントまで乗ったTGVでもキンカマは図太い神経で寝こいてまして。
始まると、ブラジル人たちに混じって踊り出し(実際、こいつの踊りのセンスは日本人離れしてた)。
試合は終始ブラジルが主導権を握り、ドゥンガが試合中に周りの仲間に怒鳴り散らしたりするほどの余裕(?)で完勝!
(しっかしこの時のブラジルの中盤はゴージャスなメンバーだった…)
われわれも溜飲を下げ、ナントの街に繰り出したのですが…
そもそも田舎町で、別にワールドカップだからがんばって儲けよう的な飲食店も無く、続々とシャッターが閉まる!
で、営業している店はスタジアムからはき出された観客で満席…
一軒一軒ドアを開けては、入れてくれよシルブプレの連発。ブラジル人たちが居れば、俺らも混ぜてくれよポルファボール大会。
(「ジャポネがポルトガル語しゃべるぜ、おい!」的に物珍しく人が寄ってくるんだけど、われわれはメシを食って酒が飲みたいんだって!)
しかたなくナント駅前のパン屋みたいなところでようやく席を見つけ、パンを流し込んでフー。
TGVも臨時便を出したので、零時発くらいでなにしろパリへ戻る。
車内でブラジル人と、「ロマーリオは残念だったね…ドイス、ゼロゼロ、ドイス(=2002年)でジャポン来てね♬」みたいな話をしたのだが、やはりキンカマは寝ていた。
えっと、こやつとのパリのナイトライフの話、長くなったんで、また項を改めますね。
というわけだからさ、キンカマ、悔しかったら生き返って、俺とブラジルにW杯見に行こうぜ!