寺尾聰さんは「
自分の代表作になれば」と言っていたが、まさにそうなると思う。
ネタバレしないように、雑感を記します。
時間が空いて上映時間が合ったので、「ま、観てみようか」くらいの気持ちで観ました。ら、これは深い。
何が深いかと言うと;
「数学」という、一見、実生活では(お釣りの計算など以外は)遠ざかっていることをベースに、
『人生で本当に大切なことは何か』を、教えてくれる。
寺尾さんは、
「優しい時間」で、ホントに優しい時間を与えてくれまして、(観てると寝ちゃうくらいゆったりしたドラマだったので、寝付けない時に便利だった… 失礼)この映画もその流れがちょっとありました。
「記憶が80分しか持たない」という意味が良くわからなくて、「過去80分間ぶんは覚えてるが、それ以前が徐々に消えてゆく」のか「80分経つとリセットされて次の80分に入る」のかとか、『徹夜してたらどうなるのか』とか余計なことを想像してました。
博士が次々と繰り出す「数の魔法」、面白かったです(実は私、高校1年で数学を「投げ出した」人間です。文系ならいらないじゃん、という理屈で。
しかしながら高2で受けた全国模試では当然数学もあり、ついに0点取りました…
ら、なんと全14万人受験者中、数学が13万位!→つまり、0点取った仲間が全国に1万人居たと。心強かったです…)。
※「自然数」「素数」「無理数」などの単語を聞いただけで頭が痛くなる人には、オススメできません。ムリ数。
この、理屈っぽい数字の話を、飽きさせず観させてくれた脇役が、
【無学な母役=深津絵里】さん!
いやー、もう、【深っちゃん作品史上、最高】と言える役柄&演技。(サルやブタとドラマ出てる場合じゃ無いすよ)
スタイルもマスクも、単品では抜群とは言えない彼女(失礼)が、これほど素敵に思えるのは、女優の能力と作品が見事にマッチした希有な例でしょう(彼女にとっても『代表作』になりそうです)。
そして、
「ジュン」吉岡くん。
淡々とした彼も素晴らしかったが、「少年時代の彼」が似すぎていて抜群(ちょっと、『北の国から』で彼自身の子供時代をどうしても思い出してしまう)。
--
うーむ、原作本、読もうかしらん(頭痛くなっちゃったりして)。
「サントラ」まできちんと味わう余裕が無かったんすが、「白い巨塔」も手がけた方だと聞くと、興味あるなあ…
さて、ネタバレしない範囲で
箇条書き感想。
■阪神の、昔のユニフォームは格好良かった!
■王選手は若かった!
■長野の自然は、春がなごみそうだ!
■2ドアの冷蔵庫、デザインがスッキリしてて、新鮮だ!
■ルリ子さんはちょっと怖いけど、いい恋愛を(この作品の未来で)してくれるだろう。
■深っちゃんが家政婦さんで来てくれるなら、どんな仕事もこなせるだろう!嫌いなニンジンだって食べるだろう!
--
◎映画をご覧になった方へ;
もし、「深っちゃんの足のサイズが、
24.5センチだったら、どうなってたんですかね?」
--
※でも、この映画のように、事故に遭われたりしてなくても
『普通に80分しか記憶が持たない』人々、周りに結構多いんですけど…
どうしましょう?