流れているこの川の真ん中まで行けて、そこから灯籠を流せるのは、考えてみればかなり贅沢。というか、宇崎竜童さんか能の役者でもない限りはなかなかできないことだと思ったり。
凄い風だ。
向かい風の中、ろうそくの灯を消さずに河口を下り海までゆく灯籠を、水面で、橋の上で、少しの間じっと見ていた。
灯籠には書かなかったが、またこの一年も、あの世に行った友だちが増えてしまったので、あれこれと話しかけた。
ふっと思い浮かんだ曲は、
BEGINバージョンの
「涙そうそう」だった。
(BEGINで一番良い曲だと思っている/他にいろんな人が歌うがBEGINが一番だと思っている/聴いたことはまだ無いが森進一バージョンもあるそうなのでいつか聴いてみたい)
と、思ったりするとすぐに泣いてしまうのだが、夜は暗いし、花火だの上を見上げる人たちには、わかるまい。というか涙も灯籠に乗っけてデリバリーしてもらおうか。