「かくし芸大会」は、植木さんあっての番組だった。その輝き方につれて、番組自体もつまらなくなってしまった…
もちろんデビュー当時は知らないけれど、
「シャボン玉ホリデー」、大好きでしたよ。谷啓さんとのからみで、カメラがギュンギュン引いたり寄ったり…
サラリーマンで、
「宴会部長」とか名付けられると絶対に出世しないんですよね、はい、私もそうでした。
カラオケ行くと、「必ず植木等を歌う男」ってのが知り合いに何人か居ます(周りは、振り付けとか知らないんで、ドン引きされてることが多い)。
たいがい、「あまり歌が上手では無い」タイプの男が植木ファンですね(笑
♪わかっちゃいるけどやめられない。
これですよ。「酒はほどほどにね!」とおっしゃる方は多いですが、
「ほどほどに飲むほど難しいことは無い」ですからね。開き直った植木さんの姿勢はよーく理解できます。
あの、ノー天気な無責任男のキャラで、世のサラリーマンはだいぶ救われたのでしょう(って、植木さんはサラリーマンではなかったんですけど)。
「高度成長」ってものを肌で感じたことが無かった私は、勤めてた会社で、大先輩にどんなものだったか聞いてみたことがあります。
その方は、コーラ会社を担当してた営業マンだったんですが。
答え:「そうだなー、
今日も銀座で飲みたいなーと思った日に、ソバ屋さんとか喫茶店の前の看板、あれの制作依頼伝票をチャチャッと10枚くらい書くんだよ。
そうすりゃ銀座でハシゴだったよ。
あの頃は、マーケティングだの相見積もりだの、無かったんだ。
接待もウチワの飲み会も、同じランクの店でやってたさ!」
(この方、しまいに会社からゴリゴリ締め上げられて退社しました…)
何だかんだ言って飲みに行く。嬉しくてもムカついても全社で飲みに行く。飲みに行けば全てが解決する。
そんな時代のヒーロー、植木さんには、お花見が似合うと勝手に思い、今日の青山墓地の桜でお別れしましょう。合掌。