今回のNYツアーで、
最も妙ちきりんな料理を出す店は、
wd-50でした。
日本でも話題のスペイン系、「エル・ブジ」などの流れをくむ、泡や変わった食材を変わった方法で組み合わせてファンシーに出すレストラン。
場所はLower East Side。昔はなーんにも無くて誰も近寄らなかったエリア。
看板も無く、ネオンはいたってシンプル。
ここに私は、高校(&大学も一緒)の後輩、ヒロくんがNYに居るので招いた(写真左)。
ヒロは大学を中退してミシガン州立大学に学び、そのままアメリカに居ついて現在は大手のホテルグループで要職についているという男。
メールでのやりとりはここ2年ぐらいたまにしてたが、リアルで会うのは超・久しぶり。だがその空白はあまり感じない。これが寮生活育ちの強み(久しぶりだと周りが思わず驚かれた)。
さてこの店、料理が
全てひねってあってメニュー読んでも分からない!
ベタベタ〜っと話すウエイター君の説明を聞いても理解しづらい。のでこっちが長いヒロくんにお任せ^^
とまあですね、ウエイター君は「1つのポーション(お皿での盛り付け)が少ないから、それぞれが食べられるコースメニューにすれば?」と勧めてくれるのだが、こういうのばっかりはそれほど沢山食べられないので、ヒロくんが「時間も無いし、みんなであれこれ味わいたいから
シェアにしてくれ。さらに、フルコースはムリだから
1時間半くらいで終わるように」と頼んでこうなりました。
出てくるお皿ごとにご説明が付く(じゃないとわからない)。
「フリーズさせてですね、インジェクションしてですね…」この語句が多い!
つまり、ありえなそうな組み合わせを、冷やし・凍らせたりしてから注射器っぽい道具で注入したりして形にするメニューのオンパレード!
ベタベタ〜っという説明の合間に、「わかってるか?」的に探りを入れるウエイター君。それに対して
' I'm hearing you.'(「聞いてるよ。」)という相づちを打ちまくるヒロ(このフレーズは使えるな、イタダキ^^)。
でも、2人してすぐ訳さないと忘れるほど妙ちきりんな内容でした(笑)
お味は? うーん、抜群にオイシイ、とは言えなかったです正直。
(しかし、新聞や格付け本では上位を占める!そして、
なんと早い時間から満席!!)
日本橋あたりでもこの手の料理、流行ってきてますよね〜。まあ、「料理」と呼ぶかどうかは別として、新しいトレンドってことで。
私が応用するかって? うーん、豚肉をしゃぶしゃぶして丸めた中に、シャーベット状にしたもみじおろしを注射器で注入!
食べたくないですか、そうですよね^^